まじこのわずかな記憶によると、まじこは金づちと釘で遊んどった。
おもちゃがないし一人で遊べるもんっていうのはその辺にあるもんしかない。
昔はそこいらへん土ばっかりだったからね、釘を金づちで叩いて土に刺しとった。
その記憶はしっかりある。
何が楽しかったのか・・・
土に釘打つのって無抵抗ではないけどぐんぐんって確実に土に埋まってくのあの感触たまらないんやね。
今みたいに便利なホームセンターとかインターネットショッピングとか無かったから、犬小屋一つつくるのも家の周りでお父さんたちが自分で作ってたからその辺にいっぱい釘やら金づちが置きっぱなしになってたんよ。
だから使い放題や。
しかもその辺に落ちてる釘はしっかり長くて太い。
ちょっとまがっているのもたくさんあるけれど、小さいまじこの手で打ち付けるにはいい大きさや。
靴がなけりゃその辺の大人の靴つっかけたり、おしっこしたくなればその辺でしゃがんで用を足してた時代や。
わざわざおもちゃなんぞ買わなくても遊び物はいっぱいある。
そもそもまじこは今でも釘や金づち、ネジ、電ドリを使って工作するのが好きなんや。
ホームセンターにいくと工具コーナーや材木売ってるコーナーが一番落ち着く。
いろんな種類のネジを見てると楽しい。これ何に使うんかな~なんて見てるとわくわくするで。
そう考えると、まじこがチビの時からそれは変わらんてことかね。

大きくなってから親から聞いた話によると、まじこが一番最初に発した言葉は「じどーん!!」らしい。
まじこが言う「じどーん」はピストルでバンッ!と打つ時の音の事だったみたい。
つまりズドーンが、ガキんちょだったから「ジドーン」になったんだよな~きっと。
手をピストルのようにして言っていたらしい。
なんでそれが初めての発語だったんだろ?
なんて暴力的な子供だったんだろう。
なんか好きだったんやなきっとそういうことが。
お人魚さん遊びとかおままごとってした記憶がないもの。
「チャンバラごっこ」と赤チンキ
そうそうチャンバラも好きやったわ。
どっかから風呂敷みたいなものを持ってきて首に巻いて、その辺の枝を腰にさしてなんかやっとったな。
今みたいに全過程にテレビはなかったけれどドラマなんかそんなに放映される時代じゃなかったし、白黒のテレビでお侍さんが出ていたのを思い出したわ。
チャンバラトリオってのが確かテレビでやっとってハリセン元祖や。
ハリセンはドリフが元祖やないで。
近所のお兄ちゃんに新聞紙でハリセン作ってもらって振り回してた記憶があるな。
忍者も流行ってた気がする。
忍者がたくさん出てくる番組があってお兄ちゃんたちは忍者ごっこをしていた。
なんか少し思い出した。
お兄ちゃんたちの後ろをついていって大ゴケして膝から血がでてめっちゃ怒られた気がする。
まじこ達小さい時はちょっとした擦り傷は唾で直すとか。
やけどは味噌漬けてキャベツでまく。とか
熱出た時はきゅうり食べてネギ首に巻いておくとかそんな時代や。
でもさすがにちょっとひどかったんやろな何日か赤チンだらけであっちこちまっ赤にしてた気がする。
ちびの時からこうやってこけては転び、懲りずにまた転びしてたんやろな。



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